ウィギンスのアワーレコード更新用タイムトライアルバイク装備


ウィギンスがアワーレコードを更新。

ダウセットが記録した52.937kmを大きく上回る54.526km。

ちなみにイギリスの自転車雑誌、Cycling Weeklyで直前に特集されていたのがこちら。



City RC 10-Mile Time Trialでのウィギンスのタイムトライアル装備。

Bradley Wiggins wins Hull 10mi TT, but misses out on record


ちなみにこちらのリアカメラ動画では4分15秒ほどから一瞬で抜き去っていくウィギンスを見ることができる。




装備を見てみると、片面をフラットにしてディンプル加工したスピードプレイペダルに滑り止めのシートを貼り付けたFizikサドルなど、Marginal Gainを得るための工夫が随所に見られる。



スキンスーツの下にキネシオテープが見られたりと、速く走るためにやることを全てやっているのがわかる。



今回のアワーレコードチャレンジを見ても、滑り止めパッド付きのFizikサドルなど同じ装備を使っており※、この10mile TTがいわばアワーレコードチャレンジのテスト走行だったことがわかる。(※もちろんバイクはトラック用なのでブレーキがなかったりと違いはある)




それにしても最新のTT装備での記録が54.526km。




20年近く前の56.375kmというクリス・ボードマンの記録がいかに飛び抜けていたかがわかる。




ウィギンスが当時のUCI非適合フレームで走ったらどうなるか、気になるところである・・・。




ちなみに今回の公式動画はこちらのUCI Channelから視聴可能。



5 件のコメント :

  1. 白橙アクア2015年6月8日 15:14

    ウィギンスの動画、間を持たせるのに途中でインタビューとか入るのがおちゃめですねw。
    ツール制覇後、何かとばたばたしていたウィギンスでしたが、これで完全に輝きを取り戻しました。今後の動向にも注目してしまいます。

    それにしてもボードマンのフォーム、スーパーマンスタイルとはよく言ったものだ…。

    返信削除
    返信
    1. アワーレコードの動画はロードレースと違ってひたすら同じオーバルを回るだけなのでメディアの魅せ方にも工夫が必要ですね。ちなみにアワーレコード動画はじっくりポジショニングやペダリングを観察できるので普通のレース見るよりよっぽど参考になります。

      オブリーにボードマンと実践されたスーパーマンスタイル、当時の遺産が奪われたのはTTフレームだけじゃないですね。

      削除
  2. まずヒゲそれよww って思ったんですが、
    アワーレコードの動画を見るとちゃんとそってますね。
    ヒゲなしウィギンス始めてみました。

    返信削除
  3. おっと追加で
    アワーレコードを含むTTでのアリオネ率が高いのとか、
    ウィギンスがo-symetricを使っていないこととか、
    DHバー上での指の組み方とか、
    いろいろ気になります。

    返信削除
    返信
    1. ヒゲ剃るとルパンみたいな細面ですが、ヒゲがあると人相まで変わるので面白いです。
      TTスペシャリストのザブリスキーも同じように手を重ねて走ってますよね。

      削除